供の頃、よくNHK特集「シルクロード」を見ていた。
それが、旅への憧憬の始まりだったような気がする。日本と掛け離れた風景。喜多郎の音楽が今でも脳裏に焼き付いている。砂漠の向こうには何があるのだろうか。
その後、一年かけて自転車で日本を旅したという先生と出会い、見知らぬ街へ向かう地図を何時も心の中で描いていた。その出会いは、その後の運命を大きく決定付けた。

ここではない、どこかへ。
その思いは、大きくなるにしたがい、加速度的に広がる。
田舎町から東京へ、北海道へ、そして海外。
最初の渡航地は香港。
まだ啓徳空港の頃、ねっとりした空気が身体を包み、ここは日本でないことを教えてくれた。

そんな旅への思い出を、当時一生懸命記した、日記を元に再現してみた。人の旅の話ほど、つまらないものはないかも知れない。旅は人を多感にし感傷へいざなう。
ひとり旅の寂しさを埋めるには相当の言葉を必要とした。痛々しいこともいまなら、さらりと読むことができるのは時間の経過のなせる技か。
このHTMLを起してつくづく感じたことは、そのことだった。

カンボジア旅行

写真展「From A to B」

ポルトガル
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